バナナ(輸入量約100万t/2001年)やパイナップル(同12万t)は昔から親しまれているが、目新しい熱帯原産のフルーツの輸入が増えている。デザートのスイーツブームで目新しい食材が求められたこと、植物防疫上、害虫のミバエの侵入防止のため生果の輸入が制限されていたものが、蒸熱処理を行えば輸入可能となったことなどが理由である。輸入量が多いものはアボカド(同1万821t・97%をメキシコから)、マンゴー(同8892t・60%をフィリピンから)、パパイヤ(同6869t・米国から50%)である。その他にはドリアン(タイ産)、タマリロ(ニュージーランド産)、チェリモヤ(米国産)、フェイジョア(ニュージーランド産)などがある。