パパイヤ・リングスポット・ウイルス抵抗性の遺伝子(DNA)を人工的に組み込んだパパイヤ。ブランド名は「レインボー」で、米国ハワイ州で栽培されている。ハワイ産パパイヤの「カポホソロ」と遺伝子組み換えパパイヤの一種「サンアップ」を交配した品種。植物ウイルス病であるパパイヤ・リングスポット・ウイルスに対する抵抗力が強い。食品安全委員会で安全性について審議されていたが、安全性が確認されたことから、厚生労働省から2011年12月に流通・販売の承認が出た。これまで承認されている遺伝子組み換え作物が、大豆、とうもろこしなど加工食品の原料となるものであることに対し、初めて生鮮食品として流通するものである。そのため、遺伝子組み換えパパイヤである旨がわかり、かつ日本の食品表示にかかる法令に準拠したシールを原産地で果実に張って販売される。