アレルギーの改善など、特定の健康効果が期待されるヨーグルト。乳を発酵させたヨーグルトは、身体の機能の改善に効果があることは、古くから知られている。その機能は、発酵にあずかる乳酸菌の働きによる。乳酸菌の種類によって機能に差があることがわかり、ヨーグルト製造企業ではより効果的な菌の研究・開発を進めている。代表的な菌種には、一般にビフィズス菌と呼ばれるビフィドバクテリウムに属するロンガムとビフィダム、ヨーグルトの国際規格で必須条件のブルガリア菌・ラクトバチルス属に属するブルガリカスなどがある。また、昨今話題の乳酸菌には、アレルギー改善に期待できるアシドフィルス(L-92)、内臓脂肪の低減が期待できるガセリ、糖分やコレステロールの分解が期待できるファーメンタム、ピロリ菌の減少に期待できるLG21などがある。