果実から果汁をしぼって、容器詰めしたもの。果実ジュース、果実ミックスジュース、果粒入り果実ジュース、果実・野菜ミックスジュース、果汁入り飲料に分けられる。かつて果汁を含まず、合成フレーバーと合成色素を調合したものをジュースと称して販売され、消費者に疑念を抱かせたことから、果汁飲料には、厳密な規格(JAS規格)が設けられている。果実ジュースは、1種類の果実の搾汁のみで、砂糖、はちみつ以外のものを添加してはならない。果汁を濃縮して、水を加えて還元したものでもよい。果粒入り果実ジュースは、果実ジュースに果肉の細切り(果粒)が入ったものをいう。果汁入り飲料は、果汁の割合が10%以上のものをいう。果汁の割合が10%未満のものは、清涼飲料になる。砂糖などが加えられるのは、温州(うんしゅう)みかんでは酸度が高く甘味が不足するためである。