健康効果が期待される機能を持つ甘味料。厳密な定義はないが、オリゴ糖や希少糖、糖アルコールなどがある。オリゴ糖では、フラクトオリゴ糖やガラクトオリゴ糖などが実績があり、腸の機能の改善に効果があるとされている。希少糖は、天然にはわずかしか存在しない糖類で、実用化しているものは、プシコース、アロースなどである。いずれも天然の果糖を原料として酵素で変換して製造する。香川大学の希少糖研究センターは、果糖をプシコースに変換する新規酵素を発見し、地元企業で製品化を行っている。ソーダなどの清涼飲料、ケーキなどのスイーツに利用されて話題となっている。プシコースは、内臓脂肪の蓄積や血糖値の上昇を抑制する効果があり、ダイエットに向くなどの健康効果がある。糖アルコールは、糖に水素を添加することで生成される糖類で、キシリトールなどがある。熱に強く、吸収されにくいことから、カロリーオフ食品などで利用されている。