スーパーやコンビニエンスストアで販売される弁当や総菜で、必要な栄養素の摂取基準を満たした商品を認証する制度。料理I(主食)、料理II(主菜)、料理III(副菜)の三つのカテゴリーに分かれており、それぞれ黄(主食)、赤(主菜)、緑(副菜)の3色で表す認定マークを表示することができる。料理Iの基準は、熱量が300キロカロリー未満、炭水化物が40~70グラム、精製度が低い穀類(玄米等)を2割程度含むこと。料理IIの基準は、250キロカロリー未満、たんぱく質は10~17グラムであること。料理IIIの基準は、150キロカロリー未満、野菜は緑黄色野菜を含む2種以上を組み合わせた100~200グラムであること。3色の商品を選択することで、健康的な食事が摂取できる仕組みとなっている。なお、特別な審査はなく、企業が自主認証する。生活習慣病の増加を懸念する厚生労働省が主導。2015年4月から実施予定だったが、意見公募や自由民主党の会合などで基準や制度のありかたについてさまざまな批判が寄せられたことから、厚生労働省は15年3月23日までに制度導入の延期を決定した。