真空凍結乾燥食品とも呼ばれる。元々、宇宙食技術として開発された。食品から凍結状態で大部分の水分を除くので、重量を大幅に軽減できる。水またはお湯を加えれば元の状態に容易に復元できる。商業的には、インスタントコーヒーで最初に実用化された。乾燥に大きな設備と電力を使用するためコストが高くつくので、付加価値が高い食品でないと実用化されない。過去には、海外旅行者向けに正月のお節料理がつくられ、話題となったこともある。現在では、インスタントラーメンの具材、即席味噌汁などが市販されている。乾燥後は、多孔質となり空気で酸化しやすいので、密閉包装が必要である。