地理的表示保護制度。地域の特産品の名称を排他的に独占表示する、WTO(世界貿易機関)にも認められている制度である。2015年12月に1回目の登録が行われ、6品目が登録された。その後、登録が続き、16年12月時点で24品目が登録されている。但馬牛、夕張メロン、神戸ビーフ、三輪素麺、市田柿、下関ふくなど、すでに全国的に知名度が高いものをはじめ、江戸崎かぼちゃ、連島ごぼうのような地域性の高いものも多い。登録には、製造方法や品質に一定の基準が必要で、25年以上継続して生産された実績があり、地域に浸透していることが求められる。許可された以外の者が販売すれば罰則が適用される。