1日の最初の食事(ファーストミール)が、次の食事(セカンドミール)の後の血糖値に影響すること。1982年にグリセミック指数(GI)の提唱者であるジェンキンス博士が発表した。人が食事として摂ったものは、消化管において消化されてはじめて栄養となる。でんぷん質は小腸内でアミラーゼによって消化され、ぶどう糖となり、吸収され血液に入り血糖となる。食後に血糖値が上昇するのはこのためである。急激な血糖値の上昇は肥満を招きやすい。効果的なダイエットのためには、食後の血糖値の上昇を抑制することが重要である。たとえば、朝食に食物繊維、とくに水溶性食物繊維の多い食事を摂ると、セカンドミール効果によって血糖値の上昇が抑制される。一回の食事でも、野菜を先に摂取し、ご飯など炭水化物を最後にすることが血糖値の上昇を抑制するポイントである。