医療保障を主な目的とした医療保険のうち、保障対象をがんに限定した保険のこと。がんと診断されたときに診断給付金、入院したときに入院給付金、手術をしたときに手術給付金、退院後の通院に通院給付金などが支払われる。がんの再発リスクに備え、一般的に入院給付金の支払限度日数は無制限である。また、通常、契約後責任開始までは90日間の免責期間があり、保険期間は10年更新の定期タイプと終身タイプの二つがある。がんは日本人の死因の第1位でその罹患(りかん)者数も年々増えていることから、ニーズに応えるべく、各保険会社も多様な商品を販売している。