商品やサービスを購入するとポイントが付与され、たまったポイント数に応じてさまざまな特典を受けることができるサービス。商店街や小売店のスタンプサービスなども一種のポイントサービスであるが、近年では、航空会社（搭乗距離によるマイレージサービス）をはじめ、クレジットカード会社、銀行、生命保険会社、家電量販店等の小売店など多様な業種・企業で実施されている。利用者にとっては、商品やサービスを実質的割引価格で購入できるなどのメリットがある一方、企業にとっては、自社製品やサービスの継続利用を促し、顧客を囲い込むという効果が期待できる。近年普及が急速に進みつつある電子マネー（→「電子決済」）にもポイントサービスが導入されたり、クレジットカードで電気やガスなどの公共料金が支払えるようになるなど、さまざまな主体がよりポイントサービスを重視した取り組みを行っている。また、ポイントサービスを行っている企業同士が提携し、お互いが発行しているポイントの交換ができる仕組みを設けたり、ポイントサービスを利用している個人同士でポイントの譲渡ができる仕組みをつくるなど、単なる商品やサービスの割引を超えた取り組みも始まっている。