利子、配当、給料などの支払時に支払者が支払額に源泉徴収税率を掛けた金額を差し引くこと。税務当局は課税漏れを防ぎ、税収を確実にする。源泉徴収税率は、例えば利子は20.315%(所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%)、非上場株式の配当は20.42%(所得税20%、復興特別所得税0.42%)、上場株式の配当は20.315%(所得税15%、復興特別所得0.315%、住民税5%)、原稿料は10.21%(所得税10%、復興特別所得税0.21%)。給与、退職給与、公的年金などは支払額などの条件により源泉徴収税率は変わる。利子や退職給与のように源泉徴収で課税関係が終了するものもあるが、多くは確定申告をして最終的な精算が必要になる。