胃炎、胃潰瘍の治療薬で、一般名はレバミピド。生体内の生理活性物質プロスタグランジン(PG)の産生を促進することにより、胃粘膜を増やすとともに胃粘膜の血流を促し、胃酸に対する胃の防御機能を回復することで潰瘍を治療する。解熱鎮痛消炎薬の副作用である、胃腸障害を回避するため併用使用されることが多い。用法用量は1日3回、1回100ミリグラムを経口投与。安全性の高い薬物ではあるが、単独での有効性は低いので、制酸剤や他の潰瘍治療薬と併用される。また、レバミピドの粘膜修復作用に着目して、ドライアイ治療用の点眼剤として2012年1月から販売されている。