特定の条件に該当する人には、使用してはいけない薬。大きく4種類に分類されている。病気禁忌薬は、糖尿病など対象となる持病を悪化させたり、重い副作用を誘発させる可能性があるもの。アレルギー禁忌薬は、薬の作用が体に影響してショック、アナフィラキシー、ぜんそく発作、血管浮腫など激しいアレルギー症状や過敏症が発現する可能性があるもの。併用禁忌薬は、別々の薬を一緒に服用することで、薬物相互作用によって作用の減弱、副作用の増強などの悪影響をおよぼすおそれがあるもの。妊婦禁忌薬は、妊娠中の女性に投与すると発育不良、流産、時には奇形など、胎児に悪影響をおよぼすもの。禁忌の条件にあたる場合は医師や薬剤師に相談して、服用をやめるか、処方を変更してもらう必要がある。