内視鏡手術支援ロボットの名称である。2003年にアメリカで初導入され、以来、改良が加えられてきた。患者に実際に手術を施すロボットアーム、医師が操作する箱型のコンソールボックス、助手が見るモニターなどで構成されている。ロボットアームとコンソールボックスは、ケーブルでつながれていて、術者はボックス内で操作を行う。モニター画面は3次元立体画像になっており、細部を拡大視できるので、通常の手作業では困難な細かな作業が可能となる。また、アームの可動域が広いため、手作業よりも複雑かつ繊細な手術が可能になる。アメリカの前立腺がん手術の8割はダヴィンチになっており、日本では前立腺がんの手術のみ、健康保険適用となっている。