がん対策基本法に基づいて政府が策定する、がん対策の総合的かつ計画的な推進プラン。都道府県がん対策推進計画の基本となる。2007年6月に策定され、5年が経過し、新たに12年度から5年間を対象として改訂された。趣旨に「がん患者を含む国民が、がんを知り、がんと向き合い、がんに負けることのない社会」を目指すとある。今回の改定で、重点的に取り組むべき課題に「働く世代や小児へのがん対策の充実」、全体目標に「がんになっても安心して暮らせる社会の構築」、分野別施策と個別目標に「医薬品・医療機器の早期開発・承認に向けた取り組み」「小児がん」「がんの教育・普及啓発」「がん患者の就労を含めた社会的な問題」などが新しく取り上げられた。