発達障害とは自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能の障害であって、症状が通常低年齢において発現するものをいう。発達障害は人口に占める割合が高いにもかかわらず、従来は法制度がなく制度のはざまになっており、十分な対応がされていなかった。そこで、発達障害の定義と法的な位置づけの確立、乳幼児期から成人期までの地域における一貫した支援の促進、専門家の確保と関係者の緊密な連携の確保などを目的にして発達障害者支援法が2005年4月に施行された。