異常な妊娠・出産は健康保険が適用されるが、正常な場合は適用されないので、家計に大きな負担がかかる。その出産費用を援助するのが出産育児一時金であり、健康保険に加入して保険料を払っていれば受け取れる。子ども1人につき、従来の30万円から2006年10月に35万円(双子なら70万円)に引き上げられた。そして、産科医療補償制度の創設に伴い、09年1月に38万円に増額されたが、09年10月からは42万円になる予定である。さらに財政にゆとりのある健康保険組合であれば出産育児一時金付加金として増額されることもある。申請期間は出産日から2年間である。流産や死産の場合も、妊娠85日以上であれば対象となる。問い合わせ先は、勤務先、健康保険組合、市町村の国保担当窓口などである。