人体の構造をあらゆる角度から分析したうえで構築された、解剖学的、生理学的、生体力学的な原則に基づく運動療法。簡単な動きやポーズによって普段は使われていない筋肉を再教育し、腰痛、肩痛、股関節痛などの体の痛みを解消させる。アメリカの解剖生理学者である、ピート・エゴスキューが、ベトナム戦争で負傷した自らの体の不調や痛みを改善するための研究途上で開発した。日常生活で使わなかった筋肉を目覚めさせ、正しい動きを忘れかけている筋肉に、動きという刺激を与え、本来の機能を思い出させる。筋肉が本来の機能を取り戻すことで、骨や関節を正しい位置に導き、体全体のゆがみをとり、痛みを解消するだけでなく美しい姿勢を身につけることができる。このように筋肉を再教育すれば、人間本来の正しい姿勢に戻れ、痛みやゆがみもとれ、そこから生じた多くの不調や健康問題も改善できる、という。アメリカでは40年以上の実績があり、プロゴルファーのジャック・ニクラウスや、世界的カリスマコーチのアンソニー・ロビンズも推奨している。