国内のジュニアクラス選手を、トップアスリートへと育成するため、日本オリンピック委員会(JOC)が組織した教育機関。JOCエリートアカデミー事業の一環。2001年に国立スポーツ科学センター(JISS)(東京都北区)、08年には味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)(東京都北区)内に開設された。対象は中学1年~高校3年生。将来、オリンピックを始め国際競技大会で活躍できる選手の恒常的な育成を目標に掲げ、有望な年少競技者を発掘し、NTCを拠点施設に共同生活や近隣学校への通学をしながら中央競技団体との連携によるトレーニング指導を行う。競技力の向上だけではなく、文部科学省、教育機関などとも連携を図り、スポーツを通して社会の発展に貢献できる人材を育成する。そのため、知的能力、生活力、語学力、学力の向上に向けた一貫指導プログラムを実施するのが特徴である。