proxyサーバー。WWWを利用する場合、基本的に情報は1カ所にしか用意されておらず、人気の高い情報を提供する計算機は常に過負荷の状態となる可能性が高い。そこで、1度アクセスされた情報は、他の人も利用するであろうという予測のもとに、利用者の近くに情報を蓄えることで、負荷の分散を図るとともに、限られた回線容量を有効に利用する方法が用いられている。この情報を蓄積するサーバーがプロクシー・サーバーである。
また、単にアクセスされた情報を蓄積しておくだけでなく、利用者はそれに関連した情報も、すぐにアクセスするであろうことを予測し、関連する情報もあらかじめ蓄積しておくプリキャッシュ機能を有するプロクシー・サーバーも登場してきている。さらに、明示的に設定を行わなくても、自動的にプロクシー動作を行う透過型プロクシー・サーバーも多く利用されるようになってきている。