Dos攻撃はデータの発信元を偽造してサーバー等に大量のデータを送りつける。そのため、実際のデータの発信元を特定することが困難となり、対処が難しくなっている。そこで、インターネット中でデータの中継を行うルーターにおいて、通過したデータを記録しておき、記録された情報を元に本当の発信元にたどり着く技術がIPトレースバック技術(IP Traceback技術)である。ルーターに記録するデータをいかに必要最小限にとどめるかが課題であり、IETF(→「インターネット関連組織」)においてもその方法について議論が進められている。