ウイルスやワーム、あるいは無料ソフトウエアに組み込まれてインストールされるソフトウエアで、そのコンピューターを利用している利用者の情報を特定の場所に報告する機能が組み込まれている。本来は、利用者の嗜好等を収集するために無料ソフトウエア等に組み込まれたもので、ソフトウエアの利用状況を収集したり、ソフトウエアの開発費を得るためにWebのアクセス履歴等個人の嗜好情報を収集し売買するといった目的で組み込まれていた。そのため積極的な排除対象とはなってこなかった。しかし、近年パソコンの利用者のキー履歴を収集するキーロガーなどの悪意の強いスパイウエアが登場し、銀行口座へのアクセス番号等が漏洩(ろうえい)し事件となってきている。そのため、ウイルス同様に積極的に検出し排除することが求められるようになってきている。