スパムメール(spam mail)。商品やWebページの宣伝等を電子メールで相手を問わず大量に発送すること。他の宣伝方法に比べて、非常に少ないコストで大量の相手に伝えることができるため最近こうしたメールが多数見受けられるようになってきている。しかし、不必要なメールを多数受け取ることになり迷惑メールとして社会的問題化している。また、本来個人情報であるはずのメールアドレスが流通していることなど問題点も多い。
特に、発信元の情報を偽造するなどの行為がなされているため、こうした宣伝メールを受け取らないようにするための技術的措置が取りにくくなっていることが問題視されている。宣伝メッセージの発信者のアドレスを登録し受け取らないようにすることは技術的に可能であるが、登録したアドレスからの本来のメッセージまで受け取れなくなる。また、偽造アドレスであるために、適当な間隔で新たな偽造アドレスを用いるようになり、イタチごっこの状態に陥ってしまう。また受け取った側では、発信者アドレスを信じてしまい、本来そのメッセージと無関係な相手に苦情が行くという問題も発生している。