アメリカのニューヨーク大学で提唱され、世界中に広まった教育フレームワーク。コンピューターやそこで演算される情報を、従来のGUI(アイコンなどを用いた視覚的な画面表示方式)に限らず、LEDやモーター、スピーカーなど外部機器と接続することで、より人間の身体的な(フィジカルな)動きと連動させることを考える概念や環境のことである。スマートフォンやゲームのコントローラー、携帯端末等に搭載された加速度、赤外線、ジャイロなどの各種センサーの普及により可能になったといえる。フィジカル・コンピューティングは、様々なセンサーやアクチュエーター(モーターなど)をコンピューターに連動させるため、Arduino(アルディーノ)のように最低限必要な機器が組み合わされたプラットホームが作製されていることが多い。