CSIRT(シーサート)の国際的な連合体として、相互の情報交換やインシデント対応の協力関係を構築する目的でアメリカCERT/CCなどが中心となって1990年に設立された非営利団体。2017年1月現在、79の国と地域の369のCSIRTがメンバーとして登録されている。FIRSTが直接セキュリティーインシデント対応を行うのではなく、年に数回のメンバー内の会合(TC ; Technical Colloquium)や年次会合を開催し、最新セキュリティー関連技術のチュートリアルや講演、議論を通じて、各国のCSIRTが連携してインシデント対応ができるように情報収集、提供、共有のサポートを行っている。