2012年頃にIBMが提唱した、ビッグデータ解析に人工知能を用いる技術。コグニティブ(cognitive)とは「経験的知識に基づく」「認知の」という意味であり、大量のデータから必要な情報を収集・統合し、分析相関関係を導出したり仮説を立てて推論を行うなど、経験を通じてコンピューターが自ら「学習」していくシステム。人間が記述したデータを学習するため、自然言語処理に優れた人工知能システム(IBMのWatson等)を利用し、ゲノム解析、市場予測、製薬や医療データの解析、保険等の約款や関連法規、過去事例の分析のような利用が期待されている。