個人の行動履歴などパーソナル情報を自ら管理し、その活用方法を自ら決定する仕組み。セキュア(安全)なストレージに情報を保存すると共に、データを構造化して管理することでさまざまな場面での活用を可能とする。また、こうした機能を実現する仕組みとして、個人から請け負ったパーソナル情報の保管管理サービスを提供する業務を指す。従来の顧客の情報を保管し業務に利活用する顧客関係管理(Customer Relationship Management ; CRM)と異なり、顧客の委託で顧客の情報を保管管理し、顧客の意思に基づいてベンダー業務に利活用するベンダー関係管理(Vendor Relationship Management ; VRM)とも呼ばれる。パーソナル情報の管理を代行する「情報銀行」、データの取引を仲介する「データ取引市場」とあわせて整備が進められている。