人間の一部の機能を機械が代行したもの。以前は「サイボーグ009」(原作・石ノ森章太郎)に象徴される空想の存在であったが、義手、義足、義眼、人工心臓など徐々に現実のものとなっている(最近の日本のSFでは「攻殻機動隊」や「スカイ・クロラ」がサイボーグをテーマにしている)。近い将来に脳の機能(の一部)も機械で代行することが可能になると期待されている。(たとえばBMIとも関係してくるであろう)。いまはロボットとは別物であるが、もうすぐ区別があいまいになっていくと思われる。さらには人間とロボットとの区別もあいまいになっていくのかもしれない。「人間とは何か」を考える上で、サイボーグの存在は避けて通れなくなりつつある。