コンピューター将棋の名称で、開発したのは保木邦仁(現在電気通信大学)。2006年の世界コンピュータ将棋選手権に、初登場で優勝という快挙を成し遂げた。従来のコンピューター将棋とは異なり、コンピューターチェスと同じ全数探索を基本にして評価関数を機械学習で調整している。07年3月には、トッププロ棋士である渡辺明と公開対局を行い、負けはしたものの、中盤まで互角の戦いをしたことで注目された。ボナンザの出現でコンピューター将棋はプロ棋士に追いついたと言える。ちなみに、ボナンザはもともとスペイン語で「幸運」という意味である。13年の世界コンピュータ将棋選手権では久々に優勝を飾った。