ゲーム木で次の1手を探索するための基本的な手法。自分の手番で、どの手を選ぶかを考える。それぞれの局面には評価値が与えられ、大きければ大きいほど自分が有利であるとする。次の局面だけを考えれば、評価値が最大となる手を選べばよいが、相手の手番で自分に不利な局面に陥る可能性がある。そこで、先を読むことで、それを回避することが必要になる。相手はこちらの評価値を最小にするような手を選ぶはずだからである。この判断を定式化すると、自分の手番の局面にはその下の相手の手番の局面のうちで最小値(ミニ)が割り付けられ(相手は自分をなるべく不利にしたい)、相手の手番の局面にはその下の自分の局面のうちの最大値(マックス)が割り付けられる(自分は自分をなるべく有利にしたい)ということになる。