M.ミンスキー(1927~ 人工知能の創始者、MIT教授)が提案した知識表現の枠組みの一つ。表現の単位をフレームと呼ぶ。たとえば結婚式のフレームを考えてみよう。結婚式といえば、結婚する男女が一人ずついて、結婚式場があって、というようなことをあらかじめ知っている。結婚式に関するすべての知識が、結婚式というフレームを形成しているのである。具体的な結婚式の話を聞いたときには、その話題となっている結婚式とこの結婚式のフレームとの対応をつけることでその話を理解する、と見なすのがフレーム理論である。知識表現の枠組みとしてのフレーム理論の特徴は、デフォルト、知識の継承、手続き的知識の付加である。