2004年1月にアメリカが、有人月探査への復帰を宣言して以降、月探査に向けた動きが世界的に活発になっている。07年以降、日本のかぐや(開発コードネームSELENE〈セレーネ〉)、アメリカのルナ・リコナイサンス・オービター、中国の嫦娥1号、インドのチャンドラヤーン1号などの無人月探査機が次々に打ち上げられつつある。アメリカは、10年代後半から20年代前半に有人月探査を再開するとしており、中国も20年代に、独自の有人月探査の実施を検討している。この他、インドも有人月探査の検討を開始した。
図「海外の宇宙開発計画」
図「有人宇宙計画」