2004年に打ち上げられたアメリカのメッセンジャー探査機は、地球や金星、水星でスイングバイを繰り返し、11年に水星に到着した。水星を回る軌道で約1年間の探査を行う予定。08年1月14日に、メッセンジャーは最初の水星フライバイを行い、1974年のマリナー10号による探査以来、33年ぶりに撮影された水星表面の画像を送信してきた。その後、メッセンジャーは11年3月18日に水星周回軌道に入り、水星の探査を開始した。この他、日本とESA(欧州宇宙機関)が、水星探査機ベピ・コロンボを開発しているところである。