開発時コード名はMUSES-C(ミューゼスC)。JAXA宇宙科学研究所(JAXA/ISAS)の小惑星探査機。小惑星に行って探査するだけではなく、小惑星の土壌サンプルを地球に持ち帰ることを目指したもの。2003年5月に打ち上げられ、搭載したイオンエンジンで加速、05年9月に小惑星1998SF36「イトカワ」に到着した。イトカワから数キロのところからセンサーによる観測を行った後、05年11月に、土壌サンプル採取に挑戦。2回の着地に成功した。2回目着地の直後にトラブルを起こし、一時期通信不能になるが、06年1月に復帰。07年4月から地球への帰還を開始した。10年6月13日、はやぶさは地球に帰還。本体は大気圏突入で燃えつきたが、帰還カプセルは無事回収に成功した。その後の検査で、イトカワサンプルの採取にも成功していたことが判明した。