JAXA月・惑星探査推進グループが、2010年代後半の打ち上げを目指して検討していた、次世代の小惑星探査機。はやぶさは打ち上げ時重量500キロの小型探査機だったが、はやぶさマーク2は1トンクラスと約2倍のサイズになり、より地球から遠くに存在するD型、P型小惑星、または彗星の核の探査を目指す。欧州との国際協力で実施を狙っていたが、欧州は独自に小惑星探査機「マルコポーロR」の実施を目指すとして協力関係を解消した。これにより「はやぶさマーク2」構想も消滅した。なお、マルコポーロRもESA(欧州宇宙機関)の長期計画公募で落選。欧州のサンプルリターンが今後どうなるかは不明瞭になっている。