アメリカのマーチン社(度重なる合併の結果、現在はロッキード・マーチン社)が1960年代に開発した大陸間弾道ミサイルに起源を持つ大型ロケット。長期間にわたって改良され続け、タイタン1~タイタン4の派生型が存在する。ジェミニ有人宇宙船や、NASA(アメリカ航空宇宙局)のバイキング火星探査機やボイジャー外惑星探査機の打ち上げに使用された。その後、シャトル運航開始にともない、一度は生産中止となったが、チャレンジャー事故の後、復活。大幅に能力を向上したタイタン4ロケットがアメリカ空軍の、軍事衛星打ち上げのために使用されたが、2005年に運用を終了した。