ソユーズロケットの改良型。搭載電子機器を近代化した「ソユーズ2.1a」と、2.1aに加えて第2段エンジンを強化した「ソユーズ2.1b」の運用が始まっている。また、4本のブースターを除去し、第1段エンジンをより強力な「NK-33」に換装し、小型ペイロード(荷物)を低コストで打ち上げられるようにした「ソユーズ2.1v(別名ソユーズ1)」が2013年12月、初打ち上げに成功した。さらには「2.1v」に4本のブースターを装着した重量物打ち上げバージョンの「ソユーズ3(別名オネガ)」も検討されていたが、実現はしなかった。ソユーズ2は、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地のみならず、11年からは南アメリカにESA(欧州宇宙機関)が保有するギアナ・クールー宇宙センターからも打ち上げるようになった。