中華人民共和国の、主力ロケットシリーズ。1970年に最初の長征1型が中国初の人工衛星東方紅1号を打ち上げた。その後、能力を増強した長征2~4型が開発された。現在は主に長征2型と長征3型が運用されている。2015年から16年にかけて、完全に新設計の長征5型、5型の技術を転用した小型ロケットの長征6型、2型後継機の長征7型、全段個体推進剤を使用した長征11型の4機種が相次いで初打ち上げに成功した。この他、商業打ち上げ用の長征8型の開発が始まっており、有人月着陸用の超大型ロケット長征9型もエンジンの開発に予算が付いた。
図「世界の主要なロケット」