JAXA(宇宙航空研究開発機構)が、小型衛星に使用する技術の軌道上実証を目的に開発、打ち上げた重量100キロの小型衛星。宇宙用高性能マイクロプロセッサー、軌道決定用小型GPS受信機、小型放射線計測器、民生部品を使用したモニターカメラ、新型の薄膜太陽電池などを搭載している。開発・製造はJAXAの契約を受けたメーカーではなく、JAXA内の若手技術者が中心になって行った。2009年1月23日にH-2Aロケットで、温室効果ガス観測衛星「いぶき」のサブペイロード(荷物)として打ち上げられ、10年9月運用を終了した。