JAXA(宇宙航空研究開発機構)宇宙科学研究所(ISAS)の超小型衛星打ち上げ用ロケット。ISASの開発した2段式宇宙実験用ロケット「SS-520」に第3段を付加して、重量3キロの衛星を地球低軌道に打ち上げる能力を持たせた“SS-520スペシャルバージョン”である。成功した場合は世界最小の衛星打ち上げ用ロケットになるはずだった。2017年1月15日に、内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられたが、打ち上げ後20秒でロケットと地上との通信が途絶えたことから打ち上げシーケンスを中断、打ち上げは失敗した。事故調査の結果、電源に短絡が発生して通信が途絶えたことが判明した。