日本航空宇宙工業会とフランス航空宇宙工業会は、2005年6月14日に新しい超音速旅客機SST(supersonic transport)に関して共同で研究を行うことで合意し、調印した。両者は、超音速飛行に耐えうる複合材料製の構造関連技術、エンジン騒音対策関連技術などについて、共同で研究作業を行う。当初は08年度までを期間と定めていたが、08年7月15日にさらに3年間延長して11年7月までとすることに合意、11年6月18日に期間をさらに3年延長している。これまでのワークショップでは、耐熱複合材、複合材成形方法、航空機ジェット騒音伝播解析、エンジン騒音低減、機体仕様について共同研究が行われている。一方、JAXA(宇宙航空研究開発機構)は静粛超音速機について研究を行っている。(→「低ソニックブーム設計概念実証プロジェクト」)