航空機事故の発生が多い、離陸段階の3分間と着陸段階の8分間のこと。旅客機の事故の約70%がこの11分間に発生しており、1回の飛行を1時間半とすると、わずか12%の時間帯で7割の事故が起きていることになる。近年では特に着陸進入と着陸時の事故が増えており、全体の50%余りを占めるようになっている。このため進入および着陸事故の削減対策が大きな課題となっており、航法衛星の機能を活用するなどした新たな装置が開発されている。なお、この言葉が用いられるのは日本だけで、英語(critical eleven minutes)もあるものの、このように話しても英語圏などの人には意味は通じない。