茨城県小美玉市にある航空自衛隊百里基地に隣接して造られた民間航空用空港。2000年に自衛隊と民間の共用化事業が開始され、10年3月11日に開港した。航空自衛隊が百里基地の一部として使用していた滑走路の西側が民間空港用地に割り当てられ、新たに民間専用の滑走路(2700メートル)1本とエプロン地区、旅客ターミナルビルなどが建設された。関東地区には東京国際(羽田)空港と成田国際空港という二つの拠点空港があり、一方で地理的に首都圏第三空港にはなり得ないため、開港前から需要の低迷が予測されていた。
国内の航空会社ではスカイマークのみが使用(神戸線)し、旅客が少ないことから10年8月31日にいったん運休したが、10月1日に運航を再開している。海外からは中国の格安航空会社である春秋航空や、中国南方航空などが定期便を乗り入れているが、利用者数の低迷が続いている。