2010年12月1日に開発開始が決定された、エアバスA320ファミリーの新世代化型。neoはNew Engine Option(新エンジン選択)の意味で、搭載するエンジンを新世代ターボファンであるプラット&ホイットニー・ピュアパワーPW1100G-JMかCFMインターナショナルLEAP-Xから選択できるようにする。主翼端には、「シャークレット」と呼ばれるウイングレットを装備する。A320ファミリーを構成する4タイプのうち、最も小型のA318はneo化は行わない。A320neoファミリーは、既存の同級機に比べて燃料消費を15%低減するなどの高い経済性を持つことを目指している。最初に開発されるのはPW1100G-JM装備のA320neoで、14年9月25日に初飛行して15年11月24日に欧州航空安全局の型式証明を取得した。また、LEAP-1A装備型の初号機も、同年5月19日に初飛行している。A321neoの初号機は2016年2月9日に初飛行して、17年5月に路線就航を開始した。A319neoの初号機も、17年3月31日に初飛行している。日本では全日本空輸が、A320neoとA321neoの運航を行っている。