日本国の要人が、主として公務で海外に出かける際に使用する専用の旅客機で、天皇陛下および内閣総理大臣と、その代行として出かけるものが使用できる。緊急時の在外邦人輸送などにも使われる。現在の使用機はボーイング747-400で、機内には要人席、随行員席、会議室、記者会見場および記者席があり、前部胴体の上部デッキは通信室になっている。購入は総理府(現内閣府)が行い、航空自衛隊に移管して、千歳基地の特別航空輸送隊が運用している。2機が1992年から使われているが、機体寿命が近づいたことから2018年度末での退役が決まり、14年8月12日に後継機としてボーイング777-300ER(→「ボーイング777」)2機を導入することが決まった。