人の体に微弱な電気信号を伝搬させることによって情報のやりとりを行う技術。1990年代にアメリカで提案され主としてウェアラブルコンピューター間の情報伝達手段として研究が進められたが、近年日本でより広範な用途が期待できる技術が開発され、脚光を浴びている。通信の方式としては人体に流す電流を利用するものと人体の表面電界の変化を利用するものがあり、装置に触ったり握手をしたりすることによって通信ができる。商品データ入力装置、入退出時のユーザー認証装置、お互いの名刺情報の交換をする装置、電子マネーシステム、病院での患者特定システム、ゲーム機などへの応用が期待されており、一部については製品化も始まっている。