光通信用として開発された光ファイバーを物理量の測定に利用したセンサー。光ファイバー中の光伝搬特性の変化を利用したものと光ファイバーを低損失で電磁ノイズに強い光信号の伝送ラインとして用いるものに大別される。前者としては巻いた光ファイバーの中で伝搬光が回転速度に比例した位相差を発生することを利用したファイバージャイロ(旅客機などの高精度姿勢検出用に用いられる)、温度やひずみで光ファイバーの屈折率が変化することを利用した線状センサー(火災センサー、建築物のひずみセンサー、地震観測・防災用センサー)が代表的なものである。また、後者としては遠隔地または装置内部の温度、ガスの濃度、液面、目標物の位置検出用のセンサー等があり、産業用に広く用いられている。