環境ホルモン問題以降に注目されている汚染物質としては以下のものがある。母乳汚染が上昇傾向にあることから注目されるようになったポリ臭素化ジフェニールエーテル(PBDE)を始めとする臭素化難燃剤、およびその副生物の臭素化ダイオキシン類。防水加工や防汚剤の原料で、人体や野生生物で汚染が広がっていることが確認されたパーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)やパーフルオロオクタン酸(PFOA)などのフッ素系有機化合物、それに、人や家畜用の医薬品による水環境の汚染である。これらの汚染実態と影響評価の研究が進行中である。