日本は世界一の水産物輸入国であるが、一部の水産物は輸出している。その代表例の一つがナマコである。乾燥ナマコは主に中国に高価で輸出される。近年では、塩蔵ナマコも中国への輸出量を伸ばしている。2007年の日本の水産物(真珠を除く)は1位が乾燥ナマコの166億円(344トン)である 。このほかにより廉価な塩蔵ナマコも輸出を伸ばしている 。
世界自然遺産であるガラパゴス諸島では漁民がナマコの養殖を始めたために環境団体との対立が激化し、危機遺産に指定されるとともに、ナマコの国際取引をワシントン条約により規制しようという動きがある。